AICatalog vs ZETA SEARCH:EC向け検索と社内営業向けAI検索の違い
ZETA SEARCH(EC向けサイト内検索)とAICatalog(社内営業向けAI商材検索)を比較。対象ユーザー・機能・コストの違いを解説します。
B2B卸プラットフォーム orosy AI検索機能開発部門
AICatalog vs ZETA SEARCH:EC向け検索と社内営業向けAI検索の違い
ZETA SEARCHとAICatalogは、どちらも「商品を検索する」ツールですが、誰が使うかがまったく異なります。ZETA SEARCHはECサイトの「買い手」が商品を探すためのサイト内検索エンジン。AICatalogは「売り手(営業担当)」が取引先への提案商材を探すための社内AI検索です。
この違いを理解せずにツール選定をすると、導入後に「これじゃなかった」となりかねません。本記事で両者の違いを整理します。
ZETA SEARCHとは
ZETA SEARCHは、ZETA株式会社が提供するEC向けサイト内検索エンジンです。ECサイトを訪問した消費者やバイヤーが商品を探しやすくすることが目的で、秒速1,000クエリの高速処理と日本語自然言語処理が特徴です。
主な導入先は中〜大規模のEC・BtoB ECサイトで、「ECサイトの検索窓を高性能にしたい」というニーズに応えるツールです。
根本的な違い:誰が、何のために使うか
| ZETA SEARCH | AICatalog | |
|---|---|---|
| 利用者 | ECサイトの訪問者(買い手) | 社内の営業担当者(売り手) |
| 目的 | ECサイトで商品を見つけて購入する | 取引先の要望に合う商材を探して提案する |
| 設置場所 | ECサイトの検索窓 | 社内ツール(営業支援) |
| 検索結果 | 商品一覧(カート追加→購入) | 提案候補(選定理由付き→提案書作成) |
この違いが、以下の機能差に直結します。
機能比較表
| 機能 | AICatalog | ZETA SEARCH |
|---|---|---|
| キーワード検索 | ○ | ○ |
| ファセット(絞り込み) | ○ | ○ |
| 日本語自然言語処理 | ○ | ○ |
| 高速処理(秒速1,000クエリ) | — | ○(EC向けに最適化) |
| 自然言語での曖昧検索 | ○(「退職祝い、品のあるもの」) | △(キーワードベース) |
| 会話型の絞り込み | ○(チャットで条件追加) | ✕ |
| 選定理由の生成 | ○(「なぜこの商材か」を説明) | ✕ |
| 提案書PDF出力 | ○(選定理由付きPDF自動生成) | ✕ |
| ECカート連携 | ✕(社内ツールのため不要) | ○ |
| 購買行動の学習 | ✕ | ○(リピート購入予測等) |
| 顧客別価格の出し分け | ✕ | ○ |
コスト比較
| AICatalog | ZETA SEARCH | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 50万円 | SaaS型: 10万円〜 / ライセンス: 1,200万円〜 |
| 月額 | ¥9,800〜 | SaaS型: 約3.3万円〜 / ライセンス: 保守費別途 |
| 導入期間 | 4週間 | 2〜3ヶ月(EC連携含む) |
| エンジニア | 不要 | 必要(ECサイトへの組み込み) |
どちらを選ぶべきか
AICatalog が適しているケース
- 社内の営業担当が、取引先からの「こういう商品ない?」に素早く応えたい
- 商材の選定理由を含む提案書を自動生成したい
- ECサイトの構築・運用は別の話で、今は社内の提案業務を効率化したい
ZETA SEARCH が適しているケース
- 自社ECサイトの検索体験を改善し、購買率を上げたい
- 顧客ごとの価格出し分けや購買行動の学習が必要
- ECサイトのカート・受発注システムと連携したい
まとめ
- ZETA SEARCHはECサイトの買い手向け。購買体験を最適化するツール
- AICatalogは社内の売り手向け。営業の提案業務を効率化するツール
- 両者は競合ではなく用途が異なる。ECサイト改善ならZETA SEARCH、営業の属人化解消ならAICatalog
- 両方必要なケースもある(ECサイト + 社内営業支援を別々に導入)
よくある質問
Q: ZETA SEARCHを導入済みですが、AICatalogも必要ですか? A: 用途が異なるため、併用は十分にあり得ます。ZETA SEARCHはECサイトの検索体験向上、AICatalogは社内営業の提案効率化です。同じ商材データベースを両方に接続することも可能です。
Q: BtoB ECサイトの検索をAICatalogで置き換えられますか? A: AICatalogは社内営業ツールとして設計されており、ECサイトのカート連携や顧客別価格表示には対応していません。ECサイトの検索にはZETA SEARCHやユニサーチが適しています。
Q: 将来的にEC検索と社内検索を統合できますか? A: AICatalogはAPI連携が可能なので、技術的には同じ商材データベースからEC検索と社内検索の両方にデータを供給する構成が組めます。
B2B卸プラットフォーム orosy のAI検索機能開発部門。14万商材の自社カタログで日々AIモデルのチューニングと検索精度の改善に取り組んでいます。現場の営業が本当に使える検索とは何かを追求し、その知見を発信しています。
この記事はAICatalog ブログの開発元である Orosy, inc. が作成しています。